1970年代製と思われるフェンウィックのルアー/フライ兼用ロッド、ボヤジュールのSF75/5、6番指定の竿です ボイジャーシリーズと呼ばれることもありますが、綴りはフランス語ですのでボヤジュールがより近い呼び名かと思います
このボイジャーシリーズはルアー/フライ兼用のパックロッドという共通点があるのですが、この竿には一つ際立った特徴があります それはグリップの上下にすげ口があることで、同時出品中のコートランドのパックロッド同様、面白い作りになっています
つまりフライロッドとして使用する際はファイティングバット付きの7フィートとして機能する他、グリップを逆様に挿すと適合ルアーの範囲3.5~10.5グラム、3~6ポンドラインのウルトラライトロッドとして使用することが可能です
何よりこの時期のブランクスであるFERELITEには、安出来で大量生産に向いたウレタンやエポキシではなく、当時としてはより強度と耐久性に優れたフェノール樹脂が使われている点で、今日でもオールドのグラスが珍重される理由の一つに挙げられます
この個体は昔MINTという触れ込みで購入したものになります 確かにスライドリングの跡から見るに未使用のまま半世紀以上経ったものと思いますが、何とグリップを含むバットのサイズやカラーと、1から4番までが全くの別物であり、このままバットに4番以上を差してもすっぽ抜けてしまいます 騙されたと思いそのまま棚の奥深く眠っていたのですが、このまま持っていても仕方ないので有効活用していただける方に格安でお譲りしたいと思います
ちなみにグリップを含む5番が未使用なのは本当で、紙ステッカーが状態を示している通りです ただしこのグリップを使用するためには、内径が9ミリ前後のブランクスが必要です もしくはグリップ上のブランクス径が10ミリのものであれば、おそらく使用できるのではないかと思います
グリップ単体はとてもきれいなコンディションで、ケースやナイロンバッグもしっかりしていますので、活用できる方にはいいものかと思います
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