三線業界では名の知れたトップブランドの一つである宮古木工芸さんのミドルクラスの三線です。
コロナ禍の材料高騰や先代の栄功さんが亡くなってしまった為プレミア化しておりますので検討はお早めにどうぞ!こちらは先代の故栄功氏が手掛けた一本となります。
演奏性について
宮古木工芸らしい技量の高さが分かる棹(ネック)の弾き心地です、技術力がモロに反映される糸蔵や皮張りなども美しく卓越した技術と妥協なきものづくりの意識を感じます。勿論ちんだみ(チューニング)の精度も最高峰です。部当てもしっかりとしており、ベストコンディションかと思います。
製品について
スペックシートが付属しておりませんでしたので推測では御座いますが棹(ネック)の素材は三線には珍しいけやき材となっております。
非常に杢目も良く、飾っているだけで満足感があります。
宮古木工芸は黒檀以外にもタモやパドゥークなどの唐木を積極的取り入れた三線を制作しており、モダンなコンセプトや作りの三線がお好きな方にとてもおすすめです。
カラクイも宮古木工芸オリジナルで、現行品よりも太い旧デザインとなっております。しっかり握り込めるこちらがお好みの方も多いのではないでしょうか。
水牛の角のティーガー留めと蛇皮&金蘭のコンビネーションの高級胴巻きがデザインを更に引き立てております
状態について
皮は両面とも模様の良い厚めの本皮で張りは標準的です。中音域が太くふくよかな鳴りに感じます。
厚めの皮は相応の鳴りの場合に採用されるので、長期間じっくりシーズニングをされた良い棹かと思います。
天(ヘッド)や棹の一部分に打痕が見られますが、塗装面のみのごく浅いものである事や他には目立つ傷も無くまだまだ末長くお使い出来ます。白い線は傷では無く塗装面の下に見える事から製造段階に発生するヒビを埋めた跡となります。
出品に辺りクリーニング済みです。
スペック
ヘッド-型:モダン真壁 棹の太さ:やや太め
棹/ネック:欅(けやき)-ゼルコヴァ(英名)
※材は木目や重量から推定となります
重量:496g(カラクイ込)
ボディ-胴:チーク(推定) 皮:両面本皮1枚張り
ブランド-製作者:宮古木工芸-与儀栄功氏
製造年代:不明 ※推定2010年〜2015年頃
塗装:スンチ-サテンクリアウレタン塗装
付属品:ソフトケース
新品価格:165,000円
カテゴリー:
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