作家:内野 隆文
作品名:「星のロザリオ」
年代:2025年
技法:キャンバスにアクリル
イメージサイズ:18×14cm(F0号)
額サイズ:27.1×23.2×4.7cm
サイン:有
附属品:額
【作家略歴】
1980年生まれ
大学の経済学部を卒業後、税理士事務所や一般企業の財務経理として働く。
2008年 リーマンショックのあおりを受け、勤めていた会社が倒産。ハローワークで現在の勤め先に再就職、東京に飛ばされる。
2016年 妻の画材を使って突如絵を描き始める。
個展、グループ展、アートフェア、注文制作など多数。
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「肖像」シリーズについて
肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。
時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。
その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。
古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。
誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。
板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。
しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。
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冴えわたる夜空に浮かぶ十字架の星。
世界を煌々と照らす光のもと、祈るように、願うようにひとり佇む。
線刻飾りのある表面がシルバー、側面がブラックの額に、黒い布マットが合わせてあります。
額は、作品のイメージを元に制作した、職人によるオリジナルフレームです。
静寂に満ちた幻想的な世界観は、書斎や寝室で一日を振り返る際に眺めれば、心を穏やかにしてくれることでしょう。
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反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。
実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##絵画