着用する機会がなくなりましたので、出品します。
着丈71
肩幅46
袖丈23
身幅50
作品名: 動植綵絵 紫陽花双鷄図(どうしょくさいえ あじさいそうけいず)
作者: 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)/絹本着色/江戸時代
素材: レーヨン壁縮緬
プリント: オーバープリント
ボタン: 白蝶貝ボタン
この世に生を受けた生き物すべてに対して命の尊さを抱き、それらの美しさを描くことに、思いを強く持っていた若冲。身近にあるものを細部に至るまで観察して描写する中国の宋元画(そうげんが)から多くの影響を受けている。この作品は若冲の代表作である動植綵絵(どうしょくさいえ)の一幅。力強く咲き誇る紫陽花の前で戯れるつがいの鶏は躍動感溢れ、それらのあるがままの姿を鮮やかな色彩と独自の感性で美しく描き出している。
原画が版画ではなく肉筆画であることから、サンサーフが長年培ってきたプリント技術を駆使し、繊細な色のグラデーションまで忠実に再現。作品の魅力を最大限に活かすため、シャツ全体を使ってホリゾンタル・パターンに仕上げた。
「日本の意匠 National Treasure of Japan」とは?
日本の文化芸術がさらなる広がりをみせた江戸時代の絵師たちに焦点を当て、アロハシャツというキャンバスに巨匠たちの作品を再現し、日本が世界に誇る意匠(デザイン)に込められた情熱を現代に蘇らせる。葛飾北斎の作品とのコラボレーションから始まったこのシリーズは新たなアーティストを加え、次なる展開を迎える。 © 東京国立博物館 TOKYO NATIONAL MUSEUM