1970年発売のOLYMPUS 35RCです。シャッタースピード優先AEで距離計連動式、しかもマニュアル撮影もできます。シャッター速度は、B.15〜500s F2.8〜22 。OLYMPUSのコンパクトカメラの内、最上位機種35SPとこの機種のみが電池がなくてもマニュアル撮影ができるのでとても人気です。レンズは、E.ZUIKO 42㎜ F2.8搭載で青の綺麗なコントラストのある作品になります。外観はとても綺麗な個体です。添付の写真をご覧ください。レンズにバルサム切れが確認されましたが、写りには影響ありませんでした。因みに添付の写真は、全てオートで撮影しています。露出計の検査の結果、一段オーバーの値を示しましたのでファルム感度を一段あげて撮影しています。ファルム感度100を使用する場合は、感度200に、400を使用する場合は、800と言った具合です。添付の写真でご確認下さい。ほぼ適正な露出を示しました。露出検査結果は添付写真の6枚目を参考にしてください。テスト撮影は、フィルムはFuji 業務用ISO100です。
【整備内容】
①ファインダーのクリーニング
②レンズのクリーニング
③露出計のマイナス側の配線更新
④電池室の接点不良の修理
⑤シャッター駆動系の注油
⑥駆動系適所にグリスアップ
⑦シャッター羽根、絞り羽根の清掃
⑧モルトの張替え
⑨張革の洗浄
以上で快適に稼働する様になりました。
発売から50年ほど経過した新品カメラである事をご理解頂きご購入くださる様お願いします。細かや事や、完璧主義の方のご購入はお控え下さい。
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