ワークパンツといえば、ディッキーズ
定番の『874』とは少し異なる表情を見せるこの
『Dickies Industrial wear』
カラーはダークネイビー
1980年代〜90年代初期製品。
いずれにせよ、このような未使用、未洗いのデッドストックの状態で発見する事が今後さらに難しいものになっていく事は、まず間違いありません。
そして...
何よりもこのモデルの特徴はシルエットの良さ。
ゆとりと安心感のある股上に
おしり周りから腿にかけては、やや細身のパターン
そこから裾に向かって、ごく僅かにテーパードしています。
実際に穿いてみると分かるんですが
ワークウェアらしからぬ、上品さも兼ね揃えていて。
フォルムはチノパンと言うよりも、
スタプレやアイビー文脈のスリム、スラックスのそれに近いかもしれません。
それでいて、そっち側に寄せ過ぎていないあくまでもワークパンツ。最高です。
とにかく、好きな人は絶対ハマりそうで
一度穿いたら病みつきます
ジッパーはYKK社ブラス製
フロントの一番上はフックではなくボタン仕様
クラシック・ワークウェアの黄金比率とも呼ばれる65/35の混紡素材が織り成す、これでもか!ってくらいプレスの効いた生地のしっかり感、チープなツヤ感も含めすごくいまの気分です。
初めのうちは“パリッ”としたはき心地です。
ひょっとすると「ゴワゴワするな……」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、はいて洗ってを繰り返すと糊が落ちて肌に馴染む生地感に変化します。アタリがついたり、表面の色みが少しずつ変化したりと、長く愛用することで“自分ならでは”の1本に仕上げられるのは、ジーンズの経年変化に似ているかもしれません。
育てる楽しみがある、という側面もまたディッキーズのワークパンツが世界中で愛される理由かもしれません。そしてそれを味わえるのはデッドストック(新古品)ならではの魅力では無いかと。
本国アメリカでもその数は激減しており、新品ですら見つけることが困難になりつつあります。
このようなサイズ、コンディションを含めて程度の良いものが見つかる機会は、もう少なくなっていく一方です。
人気のネイビーを是非、この機会をお見逃しなく。